前回紹介した30講が「参考書プラス問題集」あるいは「事例を用いた参考書」であるのに対し、この本は、題名からもわかるように、純粋な問題集となっています。
しかも内容は、例えば「不動産明渡」、「売買代金請求」又は「代理」といったように項目別になっているのではなく、問題を解いてみないことにはその章が何を題材にしているのかわからないようになっているのです。
受験生は当然本番の試験で何が出るのかわからないですから、本書ではそれと同じような条件で、要件事実論の学習が出来ることになります。
この構成はかなり有用で、純粋に自分の実力を試すことができるようになっています。ただもちろん、ある程度要件事実論を理解していないと難しいですが。
解説も丁寧だし、問題もよく考えられている本なので、星五つ。
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